「寝る前にスマホを見ている」
「置きたらまずスマホをチェックする」
起きてから寝るまで、時間があるとついスマホを触っていませんか?
インテージが15歳~69歳男女 計9,000名を対象に行った調査では、
「毎時間」1回以上、朝から晩まで(7時~23時)
スマホに触っている、ということが分かりました。
スマホに多くの時間を費やすようになった今、
「デジタルデトックス」への注目が高まっています。
今回はデジタルデトックスのメリットや、
デジタルデトックス実践中の私が、
メリットを特に実感できた「おすすめの方法ベスト7」を紹介します。
デジタルデトックスとは?
デジタル・デトックス(Digital detox)とは、
スマートフォンやパソコンといったデジタル機器の使用を控え、
目や脳の疲れ・ストレスを軽減させることです。
(デトックスはdetoxificationの略で、解毒、無毒化という意味)
「デジタルデトックス」の意味も名前も知っている人は、
8%未満(2018年時点)。
認知度はまだ低いですが、
スマホ依存度の高い人がデジタルデトックスを実施した結果、
7割以上もの人が「継続したい」と答えたというデータもあります。
デジタルデトックスをするべき理由
「スマホ無しで1日過ごせない」
「情報収集源のほとんどがスマホ」
こうした「スマホ依存度」は、近年あらゆる世代で高まっています。


MMD研究所「2019年スマホ依存と歩きスマホに関する調査」
スマホに依存する生活は、脳や体にとってデメリットだらけです。
→時間の浪費
→集中力の低下
→睡眠時間の減少
→睡眠の質の低下、睡眠障害、うつ
→眼精疲労、スマホ老
→肩こり、腰痛、スマホ首、スマホ肘
スマホで時間を無駄に使ってしまうだけでなく、
集中力は落ち、体や脳のコンディションが悪くなることで、
日中の仕事等のスピードも落ちます。
仕事のスピードが落ちるということは、更に時間の無駄が発生します。
あなたの大切な「時間」と「健康」が日々、奪われている。
そんな現状を打破するために、デジタルデトックスは必要なのです。
デジタルデトックスのメリット
デジタルデトックスをすると、毎日に余裕が生まれ、
スッキリとした気分でパワフルに過ごせるようになります。
それは、デジタルデトックスに次のようなメリットがあるためです。
メリット①「時間」が戻ってくる
気になるニュースがあって、ついつい見てしまった。」
スマホを手にするだけで、簡単に「無駄な時間」が発生します。
インテージの調査によると、
1日にスマホを利用する回数は、48回(ロック画面で、通知や時間を確認した回数も含む)。
平均利用時間は、なんと1日あたり3時間14分!
デジタルデトックスによって、そんな
スマホによって奪われた時間が自分の元へ戻って来るのです。
メリット②「睡眠の量と質」が上がる
寝る前にダラダラとスマホを見てしまっては、
当然、睡眠時間が減ります。
また、スマホから出るブルーライトを浴びると、
脳が覚醒し、睡眠ホルモンの分泌も妨げられるため、
睡眠の質が下がります。

高い比率で、ブルーライトが眼を直撃しているよ。
デジタルデトックスをすることで、
睡眠の「時間」だけでなく「質」も改善するのです。
メリット③「集中力」が上がる
気になるから開いてしまう。」
「集中力 パフォーマンスを300倍にする働き方(井上一鷹 著)」によると、
人は深い集中に入るのに約23分かかるとのこと。
つまり、「ふとスマホを見る」度に、23分がふりだしに戻っているのです。
仕事中に「スマホを視界に入れない、触らない」ことで、
集中力が「ふりだしに戻る」ことを回避できます。
メリット④「モチベーション」が上がる
スマホの長時間利用は
目の疲れ、肩こり、腰痛、ストレス等を引き起こします。
そのため、日中のモチベーションが下がるのです。
デジタルデトックスをすることで、モチベーションが上がり、
健康的でポジティブな毎日を送ることができます。
研究によると、落ち込み・ストレス・不安といった状態の人が
デジタルデバイスを持たずに外出した結果、
95%もの人がより平穏で、バランスの取れた気分に改善したと報告した。
「デジタルデトックス」おすすめ方法ベスト7
体にも脳にも、メリットがとても多いデジタルデトックス。
デジタルデトックスに特に決まったルールは存在しませんが、
スマホに依存しない状態を、無理なく持続させることが大切です。
丸一日、全くスマホに触らない日を作っても、
次の日からスマホ漬けの生活に戻ってしまっては、意味がありません。
無理なくスマホに依存しなくなる「習慣」を整えましょう。
実際に私が試して、毎日が快適になった、
おすすめの方法ベスト7を紹介します。
7位:日中、スマホはカバンの中へ
記事の冒頭でも登場したこちらのグラフ。
昼休憩と仕事後にピークがあるものの、
毎時間、平均1~2回スマホを触っています。
仕事中にスマホは「視界に入れない、触らない」が鉄則。
スマホはカバンに入れたままにしましょう。
どうしてもカバンに入れられない場合は、
視界に入らない場所に置きましょう。
会社でのデスクワークの場合、
例えばノートパソコンの後ろといった、
仕事後に確実に見つけられる場所に置くのがおすすめです。
引き出しの中といった、
帰りにスマホを置き忘れてしまいそうな場所は、避けましょう。
決めた時間になるまで開けることができない
「禁欲ボックス」もおすすめです。
6位:通知をオフにする
せっかく視界からスマホを追い出しても、
通知が鳴るようでは結局気になってしまいます。
アプリやSNSの通知は迷わずオフにします。
合わせて、利用していないwebサービス等を退会することで、
通知の数自体も減らすことができます。
5位:本を持ち歩く
通勤時間や病院での待ち時間、
多くの人が、スマホでニュースのチェックやゲームをしていますよね?
しかし、ここでスマホではなく本を取り出すだけで、
人生の充実度が大きく変わっていきます。

スキマ時間にビジネス雑誌等で情報収集をしています。
自分で決めた本を取り出して読むことで、
「デジタルデトックス+時間の有意義な使い方」ができます。
一日の満足度も変わってきます。


4位:自分の「スマホ利用時間」をチェックする
あなたは毎日、何時間スマホを利用しているか知っていますか?
ダイエットをする時には体重計に乗るのと同じで、
デジタルデトックスをする時は、自分のスマホ利用時間を計ることが大切です。
iOSは「スクリーンタイム」、
Androidは「Digital Wellbeing」で
スマホのどのアプリにどれだけの時間をかけているのか、
簡単にチェックすることができます。
予想以上にスマホの利用時間が長く、驚くのではないでしょうか。
デジタルデトックスの実践前後で利用時間を比較してみて下さい。
3位:スマホのアプリを消す
自分が長時間見てしまっているアプリが分かったら、
そのアプリ、消しましょう。
消すのは無理!という場合、使いづらい場所に移動させましょう。

「アプリを消す」ことで、
スマホの利用時間をかなり減らせるよ。
アプリはできるだけ、
「移動」ではなく「消す」がおすすめ!
ちなみに私は…
TwitterとInstagramを使いづらい場所に移動させ、Yahoo!アプリを消去しただけで、
毎日3時間を超えていたスマホの利用時間が、2時間を切るようになりました。
不便になったと感じることも無く、
毎日1時間以上の時間を取り戻せました。
アプリはできる限り、減らしてみて下さい。
2位:「おやすみモード」を設定する
「おやすみモード」とは、
指定した時間帯に通知や着信をオフにできる機能です。
「機内モード」とは違い、特定の人からの着信は許可できる等、
柔軟にカスタマイズできるのが魅力。
AndroidスマホでもiPhoneでも、
おやすみモードを使うことが可能です。
Androidでは、おやすみモード中は
画面をモノクロに切り替える機能もついていて、
目の負担軽減や、スマホ依存度の低下が期待できます。
夜間に使うことで、通知で起こされること無くなり、
睡眠の質も上がります。
そして夜間だけでなく、日中にも活用して、
デジタルデトックスに役立てて下さい!
1位:アプリをブロックする「ブロッカーアプリ」を使う
「アプリを消去したのに、またインストールしてしまった…」
「おやすみモードで画面をモノクロに設定したのに、
設定を解除してしまった…」
なんて意志が弱いんだ…
自分に苛立っていた時に見つけたのが、「AppBlock」。
自分で決めた時間帯に自分で選んだアプリを、使えなくするアプリです。
「厳格モード」という設定をONにすると、
自分で設定した期限が来るまで、ブロックを絶対に解除できず、
「AppBlock」そのもののアンインストールもできなくなります。
やめようと思ってもなかなかやめられないスマホ。
それがやめられるようになった…
衝撃を受けました。
Android→https://play.google.com/store/apps/details?id=cz.mobilesoft.appblock&hl=ja&gl=US
iOS→https://apps.apple.com/jp/app/appblock-stay-focused/id1515753232
まとめ
時間を取り戻し、体のコンディションも上がり、
気分もポジティブになる、デジタルデトックス。
②通知をオフ
③本を持ち歩く
④スマホ利用時間をチェック
⑤アプリを消す
⑥おやすみモードを設定
⑦アプリを強制ブロック
7つの方法で、充実した毎日を過ごしてみて下さい!