近年注目を集めている「運動と集中力」の関係。
「運動する子どもほど成績が良い」「年収が高い人ほどよく運動をしている」
といった調査結果も多数出ています。
この記事では、運動が集中力に与える影響と、
集中力を高めるおすすめの運動方法を紹介します。
社会人の半数以上は、運動をしていない
上記の調査結果によると、
社会人の52%は、運動をしていません。
特にデスクワークやリモートワークをしている人は、
食事とトイレの時ぐらいしか歩かない、という日もあるでしょう。
運動不足は、肥満や体力の衰え、病気のリスクが高まる
といった、健康への悪影響だけでなく、
仕事中の集中力にも影響を与えます。
「運動と集中力」についての研究結果
運動しない理由は、「仕事が忙しいから」という人も多いのでは?しかし、仕事を効率化させたい人ほど、むしろ運動をするのがおすすめ!
実は、運動は集中力と深い関係があるのです。
「運動と集中力」についての研究結果を2つ紹介します。
①有酸素運動で、問題の正解率が上がる
こちらの論文では、
300歩の足踏み運動をした結果、計算問題の回答数・正解率ともに増加しています。
有酸素運動が集中力を高めるということが分かりました。
②たった2分の運動でも、集中力が向上
ヨンショーピング大学(スウェーデン)の研究によると、
ウォーキングやジョギングといった有酸素運動を2分~1時間行うことで、
学習能力や記憶力が向上することが判明しました。
さらに、運動をたったの「2分間」行うだけでも
記憶力、問題解決能力、集中力などが向上し、
「最大2時間にわたりプラスの効果が続く」と指摘しています。(CNNニュースより)
他にも、運動後に集中力が高まるという論文が複数存在しています。
運動は、健康面でのメリットだけでなく、
集中力や問題解決能力を高めるという、
仕事面でも大きなメリットがあるのです。
年収が高いビジネスマンほど、運動をしている
ジョンソンエンドジョンソンの調査によると、
年収1500万円以上のビジネスマンの65%は、
日常的に運動しています。
健康と仕事効率のために、運動を効果的に取り入れていることが分かりました。
集中力を上げる、運動時間とタイミング
仕事中の集中力を高めたい場合、
おすすめの運動時間やタイミングは次の通りです。
最適な運動時間
「神・時間術 脳のパフォーマンスを最大まで引き出す」で著者・樺沢紫苑氏は、
と述べています。
また、時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」の著者は、
運動は20~30分ほどでいい。毎日継続することが大切であり、歩くだけでもいい。
と解説しています。
30分程度の有酸素運動が推奨されていますが、
先ほど紹介した「2分間の運動でも集中力が高まる」という研究結果の通り、
まずは数分でも構いません。

体がぐったり疲れるほど運動してしまっては、
むしろ集中力が落ちてしまうよ。
最適なタイミング
集中力は、運動した後に回復します。
つまり運動は、
集中力が落ちていない朝でもなく、仕事が終わった夜でもなく、
できれば仕事の合間にするのがおすすめです。
例えば昼休憩、
オフィスのエレベーターではなく階段を使ったり、
少し長めに歩いて昼食を食べに行く。
もうひと踏ん張りしたい夕方、
会社や自宅の周りを一周。
外の空気を吸うと、更にリフレッシュできます。
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まとめ
仕事がはかどらない時は、
椅子に座ってがむしゃらに頑張っていても、集中力は下がる一方。
運動は、健康を維持するだけでなく、
集中力を向上させてくれる効果があります。
日中に、数分~30分程度の運動を取り入れ、
集中力を取り戻しましょう!